日本農業工学会シンポジウム(日本生物環境工学会担当)

日本農業工学会シンポジウム

-医薬品原料等の有用物質生産への植物工場を用いたアプローチ-

(ポスター:PDFファイル)

 

趣旨

 

植物工場をはじめとする先進的な食料生産システムは,ここ数年で著しい技術革新と発展を遂げ,今やわが国の農業の一端として重要なものとみなされるまでに至っております.植物工場基盤技術の発達に農業工学が果たした役割はきわめて大きく,今後もその進展が期待されますが,それに加えて学際的な科学・産業技術の融合による多方面への発展に期待が集まっています.とくに,生命科学分野において薬用植物やGMNPBTによって開発された医療用植物を利用して医薬品原料等の有用物質を生産することについて,植物工場を用いたアプローチには早くから期待され,近年になって実用化に向けた成果が集積されつつあります.本シンポジウムでは,遺伝子組換えを用いた薬用成分の生産,および非組換えで薬用植物の生産を目指した研究に関して講演者から情報をご提供いただき,今後の展望について議論を深めます.

 

日時:平成281025日(火):13:1516:30

 

場所:東京大学山上会館(〒113-8654 東京都文京区本郷 7-3-1, Tel: 03-3818-3008)

 

プログラム:

総合司会 ( 吉田 敏・九州大学 )

13:15 開会挨拶

・日本農業工学会会長 大政 謙次 先生

・日本生物環境工学会 野口伸 先生(幹事学会代表、北海道大学教授)

【講演・講師敬称略】

13:25 九州大学 生物環境利用推進センター 松岡健 「このシンポジウムの背景:有用物質生産と植物工場・農業工学」

13:35 京都大学 生存圏研究所 矢崎一史 「高機能化ポリフェノールの生産に向けた代謝工学と組換え植物の育成」

14:00 千葉大学 園芸学部 後藤英司 「植物工場を用いた環境制御による二次代謝成分のコントロール」

14:25 医薬基盤研 吉松嘉代「植物工場による薬用植物の生産」

14:50 産総研北海道 松村健「物質生産目的植物工場の考え方

15:15 筑波大学 生命環境系 棚瀬京子「遺伝子組換え植物によるミラクリンの効率的生産基盤の開発」 

< 休憩 15:40-15:55

【総合討論:パネルディスカッション】

15:55パネリスト:野崎伸、矢崎一史、後藤英司、吉松嘉代、松村健、棚瀬京子、松岡健(座長:吉田 敏)

16:20 閉会挨拶 日本農業工学会副会長 塩沢 昌 先生

以上

 

参加費: 2,000円(資料一部の代金として)

 

※資料を2部以上お求めの方は一部2,000円にて販売いたします。

 

第32回日本農業工学会シンポジウムポスター